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牡羊座新月(皆既日食)

  • 執筆者の写真: Satomi
    Satomi
  • 2024年4月2日
  • 読了時間: 5分





4月9日 3:22頃

おひつじ座17度で太陽と月が重なります。


新月は、呼吸で言うところの吸い始め。

何かをスタートして吸収し始めたり、心機一転したり、リセットするのも良いでしょう。


おひつじ座は、「はじまり」「スタート」のサイン。

思考が宿るよりも前に、直観と本能で動き山し、自我を求めます。







今回は皆既日食を伴います。

日本では見えないのですが、アメリカからカナダを縦断します。


日食は年に2回ありますが、普段の新月よりもパワーがあり、長く影響力を持つ、と言われています。


特に日食が見える地域では、影響が大きく出ると言われますが、このあたりを詳しく調べてみたいな、と思いつつまだ統計が取れていないので、またわかったら記事にしますね。




できることをやさしさに変換する


今回の新月はおひつじ座19度という場所で起きます。

サビアンシンボルは「冬に鳥に餌をやる少女」。


また新月の瞬間に太陽が位置するのは、才能や豊かさを表す2ハウスです。



冬という餌が少ない厳しい環境の中、少女が鳥に餌をあげる、というサビアンシンボルは、自然の厳しい流れに逆らい、希望を見出していくような意味合いがあります。

それを自分自身で見出すこともあれば、誰かに希望を見出させるように、手を差し伸べることもあるでしょう。


また、鳥は霊性を象徴していますので、直観や想像力が上がり、気づきを得ることもあるかもしれません。



私たちの才能というのは、先天的なものもありますが、後から育ててきたものも多いです。

これまで続けてきたことは必ず私たちの糧となり、力となっています。



それをやさしさという形で誰かに渡すこと。



これはサービスを提供する、と言い換えて見ても良いかもしれませんし、あるいは誰かに親切にする、ということかもしれません。


いずれにしても、すでに自分の中に内包されているものを誰かに❝やさしい❞気持ちで渡すことは、巡り巡って自分の豊かさへと繋がるのです。



豊かさがお金という物質的なものの場合もあれば、さらにやさしさが返ってくるとか、いただきものをするという形かもしれません。



自分が好きなもの、人に渡したくなるもの、自分のやる気スイッチは何か、理想はどこにあるのか、を一度明確にしてみると良いかもしれません。


そうすることで、現時点の私が何をすべきなのか、どういう才能を使うことができるのか、見えてくるでしょう。





意識すると良いこと


新月は何かを始めるのに最適なタイミング。

特にこのおひつじ座新月で具体的に意識するとよいことは・・・



・人に親切にしてみる


・直観的にいいなと思う方を選ぶ


・とりあえずやってみる


・絶対にやり抜くんだ、という負けない気持ちで取り組む


・目を休める


・お肉や辛いものを食べる





星の音《おひつじ座新月(日食)の空からのメッセージ》


古代から受け継いでいるものは、特に意識しなくても私たちの潜在意識にあります。

それを無視することはもう難しいでしょう。

開かれているその叡知を受け取り、役立ててください。


ご縁がある人からこれまでに受け取ったもの、やさしさ、知識、想い、意志を、きっと肌感覚として覚えているはずです。


あたたかい、やさしい、やわらかい・・など。


その感覚を次の行動への原動力にして、現実の形に変換して世界を循環させていってください。


この世は、ご縁で満ちています。

そのご縁を繋ぎ、またさらに継ぎ、全体を持ち上げて広げていくのです。



色・香り・食べもの


色   赤、オレンジ

香り  ローズマリー、マジョラム

食べ物 ステーキ、焼き肉、炒め物、採れたて食材、中華料理、スパイス料理



やさしさは自己本位でもいい



情けは人の為ならず。


とはよく言ったもので、結局人に情けをかける=親切にする、やさしくすることは、結局自分の還ってくるので、決して情けをかける相手のためにすることではない、ということです。



ついつい、見返りを求めたり、費用対効果を考えたりしがちな現代。

それ自体が悪いことではありませんが、こと誰かにやさしくする、ということに関しては、見返りを求めずにできると良いですね。



結局やさしくしたい、という気持ちの本質は、自分がそれをすることで、自分の気持ちがしあわせになる、ということなんですよね。


もちろん感謝してもらえたらうれしいし、迷惑そうにされたら悲しいですが。



でも人の心はわかりません。

だから自分の心に従い、やさしくしたい、と思ったときにできることで優しくしてあげたらいいんじゃないかな、と思います。



そして、それはいつか何かの形になって、自分自身に還ってきます。



だから、見返りを求めなくて大丈夫。



安心してやさしさを垂れ流しにして、やりたいように親切にしたらいいんです。

損することなんてありません。



ポイントは「やりたいことをする」ということですね。


親切にしたくもないのに、「徳を積む」だとか「いい人に見られたい」という理由でやっても、心が疲弊します。


心が疲弊した結果、見返りがなかったことを悲しみ怒りが湧きます。

怒りは周りの人に伝わり、結局何も生み出さないでしょう。

なんなら、人とコミュニケーションがうまくいかないとか、全然毎日が楽しくないってことになりかねません。




ということで、自分本位なやさしさを差し出して気分よく過ごしましょう。

受け取ってもらえなくても大丈夫。

それはタイミングじゃなかっただけ。

あなたのせいではありません。



この新月は日食なので、半年ほど効力がありそうです。

月の大テーマ・・といったところでしょうか。


占星術にはいろんな節目や読むポイントがありますが、月はその中でも私たちにとって一番身近で、一番無意識に近い存在です。

そして、目指すべき魂が向かう方向性である太陽と重なったり向かい合ったり、というタイミングの星の盤面を読むのが、新月や満月読み。


このバランスをいろいろと揺らしながら、私たちの日常は流れていきます。

それを小さな1か月という単位で見るのが毎月の新月・満月で、それを包括した半年ほどの単位で見るのが日食・月食のテーマになります。




ということでやさしい新月をお過ごしください。


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