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ふたご座流星群

  • 執筆者の写真: Satomi
    Satomi
  • 2023年12月11日
  • 読了時間: 3分

更新日:2024年1月3日


ふたご座流星群をご存知でしょうか?


1月4日ころの「しぶんぎ座流星群」

8月13日ころの「ペルセウス座流星群」


とならび三大流星群といわれる、毎年安定して流れ星がたくさん出現しやすい流星群の1つです。


今年2023年は特に好条件でたくさん見られるんじゃないかと言われています。


今年は、12月14日夜~15日朝方まで、最大で70個も見られるそうなので、ぜひ明かりの少ない所で見てみて下さいね。



「ふたご座」とつきますが、ふたご座の星から飛んでくる流れ星というわけでもなく、ふたご座のある点を放射点として、空全体に流れ星が流れていくのを見ることができます。




◆基本情報


〇流星出現期間

 12月4日~17日

〇極大   

 12月14日ころ

〇極大時の流星数(1時間あたり)

 45

〇母天体

 フェートン

〇見やすい時間帯

 夕方~明け方(特に21時ころ~)




熟練した人が条件の良い夜に見る場合は、1時間あたりに120個もの流れ星が見えることもあるそう。


特に今年はチャンスだそうなので、温かくしてちょっと暗いところへ行ってみるのはいかがでしょうか?






ふたご座はオリオン座の近くなので、比較的探しやすい星座かと思います。

ふたご座を起点に流れる、というだけなので、夜空全体を広い視野で見ると流れ星を見つけやすいですよ!






そもそも流れ星って、ごく小さい(数ミリ程度)ちりのような物質が地球の大気圏に入ってきて摩擦で燃えることによってできています。


なので、流星群のとき以外にも見ることはできます。



ただ、流星群の場合は「母天体」というものが存在しています。

それが彗星だったり、小惑星だったり様々ではあるのですが(あるいは母天体がわかっていないことも)、その母天体が地球の軌道付近を通った時に残していったちりが大量にあるために、その場所を地球が通ることで流星群となるそうです。



流星群が地球にやってきているのではなくて、地球という船がちりの雨が降る海域を通っている、という感じなんですね。



私はこのことを小学生のときに知って、地球って広大な宇宙の本当にごく一部なんだなぁって驚きました。

地球に生きていると、この地球がまるで世界の―宇宙の中心であるかのように錯覚しますが、実はそんなことないんですよね。


私たちは宇宙のごく片隅のごくごく小さな世界でしか生きていない。

それなのに、こんなに美しくて多様性に溢れている世界なんですよね。

必然なのか偶然なのかわからないけれど、なんて恵まれた場所に恵まれたタイミングで生まれたんだろう、と感じてしまいますよね。



夜空を眺めてると、自分がいかにちっぽけな存在で、それでも自分が生きているということに感動できたりします。

なにより、世界ってなんて美しいんだろう!って思えます。



ぜひ、ふたご座流星群を眺めながら、宇宙に想いを馳せてみて下さいね。

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